看護師が転職するときにチェックすべき職場環境
「そろそろキャリアアップしたい」「今の環境とは違う職場環境で働いてみたい」と考え、転職を考える看護師は少なくない。しかし、どの病院も人手不足で過酷な現場には変わりはない。そんな中でも過酷な職場環境に耐えられるだけの理由がある転職先を見つけるのには、何に注目すれば良いだろうか。
まず注目するべきは、給料だ。働きに見合った金額がもらえるのかどうか、しっかりと確認すべきだろう。今の職場と比べて業務はどれくらい専門性の高い内容になり、給料はどれくらい上がるのかは働いてから常について回る問題であり、モチベーションの維持にも関わる。これまでの自分の経験に誇りを持ち、給料にはこだわって転職先を探すべきだろう。
次に注目するべきは、どのようなポジションで働けるのかだ。前職と同じようなポジションで働くのであれば、キャリアアップのための転職とは言えない。前職で培ったスキルがどう活かせるのか、さらにその能力を評価してもらえた上でどの立場で仕事ができるのか、自分の転職の目的に合った就職先を見つけることが大切だ。
また、転職先でのキャリアアップが可能かどうかも、重要なポイントである。転職先のポジションは前職よりも高いものにはなったものの、これ以上のステップアップは病院の制度上時間がかかったり、自分のライフワークバランスを考えると現実的なものではなかったりする可能性もあるため注意が必要だ。キャリアプランを練り、それを実行できる職場かどうかの見極めをしっかりを行うべきだろう。
このように、今働いている職場から転職してどうなりたいか、そして次の職場ではなりたい自分の姿を実現できるかどうか、しっかり吟味して転職活動に臨むべきだろう。